【エッセイ】洗面台とケツ
最近、家の洗面台がめちゃくちゃつまる。
毎週パイプユニッシュ的なやつをボトル半分くらい流し込んでいるのに、全然解消されない。
流し込んだ直後は、たしかにちょっとくらい流れがよくなるのだが、何回か洗面台を使うと、その効果はすぐ切れる。
もう3ヶ月くらい前からこの状態が続いている。
でもこの現象は、偶然ではないと思う。
僕は、きっと洗面台がつまってしまう人生なんだと思う。
対して、イケメンの家の洗面台は、きっとつまらない気がする。
そういう人生において微妙に嫌なことは、全てブサイクが受け持つように、神が手配しているんだと思う。
あとこれも多分だけど、イケメンはケツ毛が濃くない。
対して僕みたいなうだつの上がらない凡人は、ケツ毛が濃いし、鼻毛の伸びる速度も早い。
なんか世の中って、そういうように出来てる気がする。
でももし、橋本環奈ちゃんとかがケツ毛びっしりと生えていたら、それはそれで興奮する。
めちゃくちゃ太いうんこをしたとしても、なんかかわいい。
「たくさん食べたんだね。よしよし。」ってなでなでしてあげたい時もあるし、
「うわ、環奈のうんこ太っ!!!」ってからかって、環奈の頬を赤く染めたあと、「さっきはごめん。環奈の好きなハーゲンダッツ、たくさん買ってきたよ。」って言って環奈が「ほんとに!?」ってニコニコしながらこっち振り向いたとき、突然キスして耳元で「愛してるよ」ってささやいて環奈に「もう…バカ…//」って言わせたいときもある。
そんなことを思いながら、洗面台の水が最後まで流れるのを見守るのであった。
~Fin~