排便音を録音したら、価値観が180度変わった話

こんにちは。24歳の社会人です。

僕は普段IT系の企業で法人営業をしているのですが、お腹がすごく緩いことが悩みです。

つい最近もお客さんとのアポ10分前に、「おならと間違えてうんちをする」という大事故を起こしました。

おならと思っていたらうんちだった営業マンの図

その時はパンツに着いたうんちを大量のティッシュで拭いてなんとかカバーしましたが、常に「(社会的な)死」と隣り合わせで生きています。 

過去には、15歳・18歳の時に野グソを、19歳・22歳・23歳の時にうんちを漏らしたこともあり、僕の人生は常にうんちの脅威にさらされているのです。

そんな絵に書いたようなリアルうんちマンの僕ですが、皆さんにひとつ物申したいことがあります。

この前会社でうんちをしている際にちょっと気になったので、Twitterでアンケート調査をしたのですがこの有り様でした。

みんなメディアに踊らされている。。。 

みなさん、よくうんちする時を思い出してください。便器に座って踏ん張る時、本当におしりから「ブリッ」て音しますか？実際は「バリッ」じゃないですか？

たしかに「ブリッ」は親しみやすいし直感的にも分かりやすいけど、事実に即した音は、絶対に「バリッ」なんです。間違いありません。よく思い出してみてください。

騙されてはいけないのです。違うものは「違うよ」と言って正してあげないと、社会は進歩しないのです。ガリレオが世界の常識をぶち壊して命からがら地動説を説いたように、僕も「うんバリ説」を皆さんに説かなければいけません。

僕「（見ててね、ガリレオさん。。。）」

ということで、ここからは友人の「赤石くん」に協力してもらい、「うんバリ説」の正しさを証明しようと思います。

【赤石くん】

高校時代の友人。高校3年間、なぜか一度も声を発さなかった狂人。友人とコミュニケーションを取る時は、手に文字を書いて言葉を伝えていた。現代の清少納言。

そして今回は下記の方法で検証していきたいと思います。

ちなみに普通に協力依頼をすると断られる危険性がかなり高いので、赤石くんにはとりあえずLINEで「めしいこ」としか伝えていません。

「大切なことは直接会って伝える」ということは、IT化が進んだ現在でも、とても大事な考えなのです。

なぜかピンクのマスクをしながら待ち合わせ場所に現れた赤石くんに、「俺の排便音を聞いてほしい」と説明します。イケダハヤト風に「まだ俺の排便音聞いたことないの？」と煽ろうかとも思いましたが、ここは誠実にお願いします。

 白熱する交渉（右が自分です）

OKで～す！！！

なんなくOK出ました。

マザーテレサでも断るような依頼であるにも関わらず、全く嫌がらずに引き受けてくれた赤石くん。彼の心の大きさは瀬戸内海に匹敵するのではないでしょうか。

しかしここで予期せぬアクシデントが。

本来なら、朝家で録音してきた排便音を赤石くんに聞いてもらうつもりだったのですが、なぜかデータが保存出来ていなかったのです。最悪。

こうなったら、もう直接僕の排便音を聞いてもらうしかありません。

朝うんちをしたばかりですが、僕のお腹はめちゃめちゃ緩いので、その気になればいつでもうんちを出せます。正真正銘の「うんチャー」なのです。

「ねえ、トイレ一緒に行かない…？」とHなお姉さん風に赤石くんを誘い、なんなくトイレに誘い込むことに成功。さっきから全く嫌がるそぶりが無いので、なんか逆に怖くなってきました。単なる「うんち好き」であることを願うばかりです。

ということで早速スタンバイ。

この状況を誰かに見られると、赤石くんが「排便音マニア」としてTwitterに晒され1200RTくらいされてしまう危険性があるので、早くうんちをするように頑張る僕。

途中「ねえ、まだ～？」「もうちょっと待って！」という世界一どうでもいいやり取りを交わしつつ、ついにその時が...！


お？？？？

出た～～～～～～！！！！！

自分でもびっくりするくらいきれいな音が出ました。

トイレから出た後「ねえ！どっちだった！？」と聞いてみると、「ちょっと考えさせて」と言って悩みだす赤石くん。

 「う～ん。。。」

どうやら他人の排便音を間近で聞いたせいで上下の概念が逆になってしまったようです。

とにかく彼の答えを待ちます。

が、「俺は人間だからどうしても主観が入ってしまい、公平な判断はできない」とクソ真面目なことを言い出してきました。完全に排便音の聞かせ損です。

最終的には目の前でスマホゲームをする始末

ん。。。？

人間がだめなら、Siriに聞いてもらえばいいんじゃない！？

ということで早速、先ほど録音した音声をSiriに聞かせてみることに。

「最初からそうすればいいじゃん」という声が聞こえてきますが、そんな段取りがいい人間はそもそも排便音に疑問を持つことはありません。残念でした（俺の人生が）。

しかし、いくら試してみてもSiriが反応しません。どうやらSiriは人間の声にしか反応しないようになっているらしく、機械音には反応しないとのこと。さすがApple、排便音対策をしていました。

一瞬僕らの間に「終わったな。。。」という空気が立ち込めましたが、いろいろもがいていると僕のスマホには、とある便利機能があることに気づきました。

「音声ーテキスト変換」機能

なんとこれは人間の声だけではなく、周りの音すべてを文字に起こしてくれる機能なのです。

早速、この機能を使って文字起こしをしてみましょう！！

まずは上のようにスマホをセット。右のスマホで「録音した排便音」を流し、左のスマホで「聞き取った音」を文字に書き起こします。 

早速再生すると、排便音が認識されていきます。さて、どんな文字が読み取られるのでしょうか！？

「111」？遭難信号かなんかでしょうか？？？

そして最終的には、、、

「1日でした」

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ここからは考察なのですが、もしかしたら僕は反省しなければいけないのかもしれません。僕としてはあくまで「うんち＝排出物」という認識であって、当然排便音は「単なる音」としか捉えられていませんでした。

ですが今回の結果をみると、うんちは「ブリッ」でもなく「バリッ」でもなく、「1日でした」という言葉を発していました。

ここからはあくまで推測ですが、うんちは毎回、僕らにメッセージを伝えようとしているのではないでしょうか？

おそらくこの「1日でした」というのは、僕に「（食べられてから栄養を吸収されて排出されるまで、とても素敵な）1日でした」というメッセージを伝えたかったんだと思います。今では「ブリッ」と「バリッ」の2軸でしかものを考えられなかった自分を、とにかく恥じるばかりです。ごめんね、うんち。

みなさんも、うんちの声に耳を傾けてみては？