前略、チャンスの神様
「チャンスの神様には前髪しかない」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
どうやら「チャンスはすぐに捉えなければ、後から捉えることはできない」という意味らしい。
学生時代、就活中で悩んでいる自分にこの話をしてくれた先輩がいる。
「考えることはいいことだけど、考えすぎてはダメ。すぐに飛び込む勇気が必要。チャンスの神様は前髪しかないんだから。」みたいなことを言ってくれた。
そんな先輩の優しさに、僕はこう答えた。
「えwww神様ハゲてるんですかwwww」
「チャンスの神様は他人の心配するより自分の心配をした方がいいと思います(笑)」
先輩もさすがに苦笑いしてた。
おそらく、「こいつには何言ってもダメだな」って思われたんじゃないかと思う。
本当に申し訳ないことをしたと思っている。
でも、この話の中で1番悪いのは、思わず笑ってしまった自分ではない。
こんな表現を考えてしまった人が最も悪だと思う。前髪しかない神様を、誰が信用するのだろうか。
もっと例えば、「チャンスの神様は足が速い」とか、そんなストレートな表現でもいいだろうし、
「もういない? 好機の神様 どこ行った」みたいに575でテンポよく伝えてもいいと思う。
というか、そもそも「前髪しかない」って冷静に意味がわからない。
だからなんの?って思う。なんでこの表現が「チャンスはすぐにどっか行くよ」っていう意味につながるのだろうか。
髪は気づいたらすぐ無くなってるよ、ということとかけているのだろうか。
でもそしたら、なんで前髪だけ残っているのだろうか。
中途半端に前髪だけ残すのなら、いっそのこともうハゲでいいじゃん。
「チャンスの神様は、髪がない。」の方がインパクトがあるし、まじでやばい感が伝わってくる。
だからもしチャンスの神様がこのブログを見ているのであれば、いっそのこと前髪を剃ってスキンヘッドにしてほしい。
その方が、みんなにもっと伝えたいことをきちんと伝えられると思うんです。
でも、僕の前では髪の毛ボーボーでいてください。
絶対、チャンス掴みますので。
お忙しい中お手数お掛けし恐れ入りますが、
ご検討の程何卒宜しくお願い致します。
敬具