就活に失敗した新卒社会人のお話

就活に失敗しましたが、大企業で元気に法人営業をしています。社会人3年目。

【エッセイ】表参道が怖い。

表参道が怖い。
イマドキの若者しかいなさそう。
全身のコーディネートに3万円以上かけてないと、写真撮られてTwitterに「#ゴミカスうんこマン発見」ていうハッシュタグ付けられてツイートされそう。

 

3回くらい行ったことあるけど、ヒエラルキーの上位にいるような人達がいっぱいいた。
修学旅行の恋バナで「○○ちゃんが好き」と、決して声に出して言えないような、キラキラした格違いの女の子達がいっぱいいた。
彼女達をカレーとしたら、僕はうんこだと思う。しっかりした、うんこ味のうんこだ。

 

「うんこ味のカレーとカレー味のうんこ、食べるならどっち?」と質問してくるバカがたまにいるが、愚問でしかない。
うんこ味のカレーに決まっている。
例えカレー味でも「うんこを食べた」という事実は、後に自分を苦しめることになる。
あと単純に「うんこ味」が気になる。
うんこ味のカレーを調理する人は、きっとうんこを食べたことがあり、さらにその味を再現する力まで持っている。
多才であり、うんこを食べるというチャレンジ精神も持ち合わせている。

 

一方、カレー味のうんこは、人間の体内でしか作ることが出来ない。
なぜなら、まな板の上で作られたものは、それはうんこではないからだ。
じゃあどう作るのかというと、多分いっぱいカレーを食べたあとのうんこを「カレー味のうんこ」とみなすのだと思う。
それはきっと、カレー味ではないと思う。
しっかりした、うんこ味のうんこだと思う。

つまり、うんこ味のカレーが圧倒的大差を付けて勝ってしまう。


友人にこの質問をしてみたところ、まんまと「カレー味のうんこかな。だってうんこ味って絶対まずいし、目つぶって食べたらカレーだもん。」と言ってくれた。
バカだなこいつ、と思って上記のような自論を展開してみたところ「でも表参道にいるキラキラ女子のうんこだとしたら?」と聞かれると、思わず「うんこ!!」と即答してしまった。

 

僕の敵は、うんこではなく、ちんこだったのだ(完)